近年、ランドセルの価格は高騰していると言われています。「ランドセルの価格は高すぎる」と感じている方も少なくありませんが、ランドセルの価格が高騰している理由や、そのランドセルが価格見合っているかを見極めるためのポイントを知ることで納得のいくランドセル選びが可能になります。

ランドセルの価格差は、素材や製造方法、ブランド、機能性などさまざまな要因によって生じます。本記事では、ランドセルの価格高騰の背景や、高い理由、安く買う方法について解説していきます。

ぜひ最後まで読んで、お子さまにぴったりのランドセルを選ぶための参考にしてください。

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ランドセルの平均価格と価格推移

ランドセルの価格は年々上昇傾向にあります。ランドセル工業会が実施した調査結果によると、2025年の平均購入価格は約60,746円となり、前年の59,138円と比べてさらに値上がりしました。参考として、2018年の平均購入価格は約51,300円であり、6年間で約9,000円の上昇が見られます。

価格帯の分布

引用:ランドセル工業会

65,000円以上のランドセルを購入した人が最も多く、全体の43.8%を占めています。さらに、55,000円以上の価格帯を選んだ人は全体の6割以上となり、ランドセルの高価格化が進んでいることがわかります。

ランドセル高価格化の背景には原材料費の高騰や機能性の向上、デザインの多様化があり、今後も価格の変動に注目が集まりそうです。以下では、ランドセルが高額になる理由について解説していきます。

ランドセルが高額になる理由

ランドセルが高額になる主な理由としては、以下のことが挙げられます。

  • 高品質な素材を使用している
  • 耐久性を重視した設計になっている
  • 背負いやすさを向上させるための工夫がされている
  • 製造コストと広告費が増加している

高品質な素材を使用している

ランドセルには、高級感や耐久性を重視した素材が使用されています。特に天然皮革の牛革やコードバンは、美しい風合いと高い耐久性を兼ね備えており、価格が高くなる要因となっています。

一方、軽量で防水性に優れている人工皮革(クラリーノ®など)などは天然皮革と比較すると安くなる傾向になりますが、機能性が高いモデルになれば人工皮革でも価格が上昇する傾向にあります。

ランドセルの素材による違いとは?人工皮革・牛革・コードバンを徹底比較!

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耐久性を重視した設計になっている

6年間使用するランドセルは、通常の鞄と比較して、高い耐久性が求められます。そのため、頑丈な構造に加え、柔軟な形状や補強材を採用し、傷がつきにくい加工を施しています。

例えば、大手ランドセルメーカーの試験では、80kgの負荷に耐えられる強度試験をクリアした製品もあり、耐久性の高さが保証されたものが多いです。

背負いやすさを向上させるための工夫がされている

背負いやすさを向上させるため、ランドセルには様々な工夫が施されています。

例えば、背中の動きにフィットする肩ベルトの構造が取り入れられ、成長に対応できる仕様になっていることも。また、軽量化技術の進化や、樹脂パーツの採用によって重量が抑えられ、肩や背中への負担が軽減されています

このような、子どもの成長を考えた工夫がランドセルにはたくさん施されています。

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製造コストと広告費が増加している

ランドセルの製造には、多くの工程が必要です。例えば、1つのランドセルを完成させるのに、多くの職人が関わりながら、いくつもの手作業工程を経る必要があります。また、近年の物価高や原材料費の高騰もランドセル価格の上昇に大きく影響を与えています。革や金具、樹脂素材の価格が上がり、製造コストが増加しているため、販売価格にも反映されざるを得ない状況です。

その他に、大手メーカーを中心に競争が激しい業界となっており、業界内での広告費の増加もランドセル価格の高騰に影響していると言えるでしょう。

同じ素材でもランドセルの価格が違う理由

ランドセルは同じ人工皮革や牛革といった素材を使用していても、価格に大きな差が出ることがあります。見た目だけでは違いが分かりにくいため、「素材が同じならなぜ値段が違うのか」と疑問に感じる方も多いでしょう。

しかし実際には、素材以外の部分で品質やコストに差が生まれており、それが価格差として表れています。ここでは、同じ素材でもランドセルの価格が変わる主な理由について詳しく解説します。

縫製や仕立ての丁寧さに差がある

ランドセルの価格差を生みやすい要素のひとつが、縫製や仕立ての丁寧さです。同じ人工皮革を使っていても、縫い目の細かさや補強の有無、角部分の処理方法などによって、耐久性には大きな違いが出ます。

価格が高めのランドセルは、負荷がかかりやすい部分に補強縫製を施したり、型崩れしにくいよう芯材を工夫したりと、細部まで設計されています。一方、低価格帯のモデルでは、最低限の縫製にとどめることでコストを抑えているケースが多いです。

国内製造か海外製造かの違い

同じ素材でも、製造場所によってコストは大きく変わります。国内工場で製造されているランドセルは、人件費や管理コストが高くなる分、価格も上がりやすい傾向があります。その代わり、品質管理が徹底されており、仕上がりの安定性や検品体制に安心感があります。

一方で海外工場で製造されたランドセルはコストを抑えやすく、比較的手頃な価格で販売されることが多いです。しかし、すべてが品質面で劣るわけではなく、メーカーの管理体制次第で品質に差が出る点も理解しておく必要があります。

見えない部分の構造や補強材の違い

ランドセルの価格差は、外から見えにくい内部構造にも表れます。例えば、背あて部分のクッション材の厚みや素材、肩ベルトの芯材、型崩れ防止用の補強板などは、見た目では判断しづらいポイントです。価格が高いランドセルほど、背中へのフィット感を高める構造や、6年間使っても型崩れしにくい設計が採用されていることが多くなります。

機能性や付加価値の有無

同じ素材を使っていても、搭載されている機能によって価格は変わります。軽量化設計、防水・防汚加工、成長に合わせて調整できる肩ベルト、安全性を高める反射材など、付加機能が多いほどコストは上がります。

これらの機能は必ずしも全家庭に必要というわけではありませんが、通学距離が長い場合や、体への負担を軽減したい場合には価値を感じやすい要素です。機能の有無を理解せずに価格だけを見ると、「同じ素材なのに高い」と感じやすくなります。

ブランド力やアフターサポートの違い

ランドセルの価格には、ブランド力やアフターサポートの充実度も影響しています。知名度の高いメーカーや工房系ブランドでは、長年の実績や信頼性、6年間保証の手厚さなどが価格に含まれている場合があります。

修理対応のスピードや、代替ランドセルの貸し出しといったサポート体制は、購入時には意識されにくいものの、実際にトラブルが起きた際には大きな安心材料となります。こうした付加価値が、同じ素材でも価格差を生む要因のひとつです。

価格帯別のランドセルの違い

ここからはあくまでも一般論ではなりますが、ランドセルのそれぞれの価格帯について、特徴や違いを解説していきます。

1~2万円

1~2万円のランドセルは、各社のランドセルの中でも最安の価格帯です。

この価格帯のランドセルは、主に大手ネット通販サイトを中心に販売されており、海外製のものが多く、高価格帯のランドセルと比較すると耐久性に不安がある場合もあり、保証が不十分なケースも見られます

コストを抑えたモデルが中心で、メーカーが不明な製品(ノーブランド品)も多いです。軽量タイプやランリュックタイプのランドセルも、この価格帯が多いです。価格を抑えつつ機能性を重視する家庭に選ばれています。

素材や製造元、保証内容を確認し、6年間の使用に耐えられるかを慎重に判断することが大切です。

3~4万円

3~4万円のランドセルは、国内メーカーのシンプルなモデルが多く、元々は6~7万円代だったランドセルのアウトレット品や、型落ち品として販売されているパターンも多いです。

高価格帯のモデルに比べると、細部の仕上げや機能性がやや簡素な場合もありますが、基本的な機能を備えながらも、コストパフォーマンスに優れた選択肢が揃っています。

5~7万円(主流価格帯)

5~7万円のランドセルは、機能性やデザイン性のバランスが取れたモデルが豊富です。耐久性、背負いやすさ、収納力など、低価格帯の製品と比較すると全体的にクオリティが向上し、多くの家庭で選ばれる価格帯となっています。

この価格帯では主に人工皮革や牛革などが使われており、耐久性や機能性に優れたモデルが多い点が特徴です。背負いやすさや安全性を考慮した工夫が施された製品も多く、6年間の使用に十分耐えられる品質を持っています。

多くのメーカーが、この価格帯で製品を販売していることも認識しておくとよいでしょう。

8万円以上

8万円以上のランドセルは、一般的に高級モデルと分類されます。牛革やコードバンが使用されており、高級ブランドや限定モデルも多く展開される価格帯です。

デザインの高級感や耐久性が特徴で、特別感のあるランドセルを求める家庭に人気があります。

一方で、天然皮革のため重さが増す傾向があり、お子さまの体格や通学環境によってはそれが負担となるケースもあるため、慎重な決断が必要です。

ランドセルを安く買う方法

高価なランドセルでも、安く購入する方法はいくつかあります。主に、以下の方法で高価なランドセルでも費用を抑えて購入することが可能です。

  • 早期購入割引を活用する
  • アウトレット・型落ちモデルを狙う
  • 祖父母に相談して支援を受ける

① 早期購入割引を活用する

春から夏にかけて「早期購入割引」を実施している大手メーカーもあり、10%程度の割引が適用されることも珍しくありません。早期購入のメリットは、人気のカラーやデザインが豊富なうちに選べる点にあります。
※人気の工房系メーカー等では、早期購入割引を実施していないメーカーが多いです。

早期購入割引で購入する際は、成長を見越してサイズを決めることが重要です。子どもの体型や通学環境に合ったランドセルを慎重に選びつつ、割引を活用することでお得に購入できるチャンスを逃さないようにしましょう。

② アウトレット・型落ちモデルを狙う

冬に近づくと在庫処分セールが始まり、最大50%OFFで販売されるランドセルもあります。また、前年度のモデルがアウトレット品としてセール価格で提供されるケースも少なくありません。

アウトレット品や型落ちモデルのメリットは、コストパフォーマンスの高さです。最新モデルと比べても機能面で大きな違いがない場合が多く、少しでも安く購入したい家庭には魅力的な選択肢となります。

ただし、人気カラーや定番モデルは早期に売り切れる可能性が高いため、購入を検討している場合はこまめにチェックすることが大切です。

③ 祖父母に相談して支援を受ける

ランドセルの購入は、最終的に祖父母が資金を負担するケースが多いと言われています。しかし、祖父母世代が持つランドセルの価格相場と、現在の市場価格には大きなギャップがあることがよくあります。

価格に関する認識の違いを埋めるためにも、最新の相場や機能性を事前に共有することが重要です。特に、近年は軽量化や背負いやすさの向上、防水・防汚加工といった機能が充実しています。このように、価格が上がっている背景を理解してもらうことで、スムーズに購入相談が進められるでしょう。

また、祖父母が購入したいブランドと、両親が購入したいブランド、子どもが購入したいブランドで意見が割れる場合もあります。そのような場合、どうやって決定するかも十分に祖父母と話し合っておくとよいでしょう。

ランドセルは誰が買う?両親?祖父母?円滑な決定方法について解説

ランドセルは昔から祖父母が孫の入学祝いとして贈ることが多い一方で、両親が自ら購入する家庭も少なくありません。家庭によって考え方や習慣が異なるため、どちらが購入するのが良いか、悩むケースも多いでしょう。 「誰が買うか」を巡って家族内で意見が分かれることもあり、場合によってはトラブルに発展することも。 …

「高すぎる」ランドセルは本当に必要か?

ランドセルの価格が年々上昇している中で、「こんなに高いものを本当に買う必要があるのか?」と疑問を持つご家庭も少なくありません。しかし、価格だけで判断するのではなく、本当に子どもにとって必要な機能を優先して選ぶことが大切です。

高級モデルが必ずしも快適とは限りません。見た目やブランドの印象だけで選ぶと、実際の使い勝手と合わないこともあります。大切なのは「 6年間しっかり使えるかどうか」という点です。耐久性や背負いやすさ、安全性を考慮し、子どもが快適に使い続けられるランドセルを選ぶようにしましょう。

特に、最近のランドセルは軽量化が進み、肩や腰への負担を減らす設計がされています。デザインやブランドにこだわるよりも、通学の負担を軽減し、長期間にわたって快適に使えるかを重視しましょう。

ランドセル選びで後悔しやすいポイント

ランドセルは6年間使うものだからこそ、「もっとよく考えて選べばよかった」と後悔する声も少なくありません。購入時には気づきにくいポイントや、使い始めてから判明する不満も多く、価格や見た目だけで決めてしまうと後悔につながりやすくなります。ここでは、ランドセル選びで特に後悔しやすい代表的なポイントについて解説します。

価格だけで判断してしまった

「できるだけ安く済ませたい」「高いから良いものだと思った」といった理由で、価格だけを基準に選んでしまうと後悔につながりやすくなります。安価なランドセルの場合、使い続けるうちに型崩れや破損が起こり、修理が頻繁に必要になるケースもあります。一方で、高価格帯のランドセルを選んだものの、機能を持て余してしまい「ここまで高い必要はなかった」と感じる家庭もあります。

重要なのは価格そのものではなく、通学距離や体格、使用環境に見合った性能が備わっているかどうかです。

子どもの体格や通学環境を考慮しなかった

ランドセル選びで多い後悔のひとつが、子どもの体格や通学環境を十分に考慮しなかったケースです。体の小さい子どもに重いランドセルを選んでしまうと、肩や腰への負担が大きくなり、通学が苦痛になることもあります。

また、通学距離が長いにもかかわらず、背負いやすさやクッション性を重視しなかった結果、毎日の通学で疲れやすくなるケースも見られます。実際に背負わせてみて、フィット感や重さを確認することが大切です。

デザインや流行を優先しすぎた

購入時には気に入っていたデザインでも、成長とともに好みが変わり、「派手すぎた」「子どもっぽく感じる」と後悔するケースがあります。特に流行色や個性的なデザインは、数年後に違和感を覚えることも少なくありません。6年間使うことを前提に、学年が上がっても違和感なく使えるかどうかを意識して選ぶことが、後悔を防ぐポイントです。

試着せずに購入してしまった

カタログやインターネットの情報だけで判断し、実際に試着せずに購入してしまうと、背負い心地やサイズ感の違いに後悔することがあります。肩ベルトの当たり方や背あてのフィット感は、写真やスペックだけでは分かりません。

特に近年はメーカーごとに背負いやすさへの工夫が異なるため、可能であれば展示会や店舗で試着し、子ども自身が「背負いやすい」と感じるかを確認することが重要です。

保証やアフターサポートを軽視してしまった

購入時には見落とされがちですが、6年間保証や修理対応の内容は、ランドセル選びにおいて重要なポイントです。保証内容が不十分な場合、修理費用がかさんだり、修理中に代替ランドセルが用意されず困ることもあります。

価格が安いランドセルほど保証内容に差が出やすいため、購入前に「どこまで保証されるのか」「修理時の対応はどうなるのか」を確認しておくと安心です。

親の意見だけで決めてしまった

機能性や価格を重視するあまり、親の判断だけでランドセルを決めてしまうと、子どもが不満を感じる場合があります。毎日使うものだからこそ、子どもが納得して使えるかどうかも重要な要素です。

確かな知識でランドセルの価格を見極めよう

ランドセルの価格は年々上昇傾向にありますが、高価格=無駄遣いと考えるのではなく、 価格と機能のバランスを見極めることが大切です。

現在の主流価格帯は6万円前後で、この価格帯は耐久性や背負いやすさ、防水性などがバランスよく備わったモデルが多く販売されています。「高すぎる」と感じる場合、賢く購入するためには、 早期割引や型落ちセールを活用することがポイントです。また、オプション機能を見直し、 必要な機能だけに絞って選ぶことでコストを抑えることができます。

ランドセル選びは、価格だけではなく、子どもの成長や通学環境を考慮することで、後悔のない選択が可能になります。

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「ごとうじゅうランドセル」は、愛知県清須市に本社・工房を構える2025年春に誕生したランドセルブランドです。創業100年の歴史で培ってきた伝統的な縫製技術と熟練職人の技を活かし、「本当に子どもにやさしいランドセルを届けたい」という想いを込めて、高品質・高機能なランドセルを一つひとつ丁寧に仕上げています。

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