子どもと小学校6年間を共にするランドセルは、お子さまにとって一生に一度の大きな買い物です。近年は、多種多様なランドセルが多くあるため、値段も1万円以下のものから10万円以上のものまで幅広く、どれくらいの価格が適正なのかわからないという方も多くいるでしょう。

この記事では、ランドセルの平均的な値段や人気の購入金額帯、値段別の特徴や選び方などを徹底解説しています。ランドセルの購入を検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

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ランドセルの平均的な値段は?

一般社団法人日本鞄協会ランドセル工業会によると、2026年のランドセルの平均的な値段は62,034円と、2025年と比べ、1,200円以上上昇しました。2020年は53,600円だったことも踏まえると、原材料費、人件費、物流コスト等、社会的な物価高の影響を背景に、ランドセルの価格も年々上昇してきていることが読み取れます。

最も多い購入金額帯は「65,000円以上」

引用:https://www.randoseru.gr.jp/graph/

購入されたランドセルで最も多かった購入金額帯は「65,000円以上」(46.0%)でした。次いで、「55,000円〜64,999円」が18.1%、「40,000円〜54,999円」が14.2%と続いています。

ランドセルの値段別の特徴

ランドセルは価格帯によってさまざまな特徴があります。ここでは、ランドセルの値段別の一般的な特徴を詳しく見ていきましょう。

1~2万円

1〜2万円のランドセルは、各社のランドセルの中でも最安の価格帯です。この価格帯の製品では主に人工皮革が使われており、収納力や軽量性は問題ないものの、高価格帯のランドセルと比較すると耐久性が低い可能性があります。

特に、1万円台のランドセルは海外製が多く、品質にばらつきが見られることも少なくありません。通販サイトで販売されており、メーカーが不明な製品(ノーブランド品)も多いです。購入時には、素材や製造元、保証内容を確認し、6年間の使用に耐えられるかを慎重に判断することが大切です。

また、大手量販店などから販売されている、ランリュックなどもこの価格帯に位置していることが多いです。

3~4万円

コストパフォーマンスを重視するなら、3〜4万円のランドセルがおすすめです。この価格帯の製品では主に人工皮革が使われており、軽量かつ耐久性にも優れています。

また、デザインやカラーも豊富で、お子さまの好みに合ったものを選びやすいのも嬉しいポイントといえます。

一方、高価格帯のモデルに比べると、細部の仕上げや機能性がやや簡素な場合もあります。また、上位モデルの型落ち品がアウトレット価格で販売されていることもあり、購入時には修理保証などアフターサービスの確認が必要です。

5~6万円

5〜6万円のランドセルは、最も多く購入されている価格帯で、多くの家庭に選ばれています。この価格帯の製品では主に人工皮革や牛革などが使われており、耐久性や機能性に優れたモデルが多い点が特徴です。

デザインやカラーのバリエーションが豊富であるのはもちろんのこと、背負いやすさや安全性を考慮した工夫が施された製品も多く、6年間の使用に十分耐えられる品質を持っています。さらに、多くのメーカーがこの価格帯でモデルを展開しており、選択の幅が広いことも魅力の一つです。

7~9万円

7〜9万円のランドセルは、高品質な素材と洗練されたデザインが特徴です。この価格帯の製品では主に牛革やコードバン(馬革)が使われており、職人の手作業で作られたものや限定モデルのものなども多いため、個性的なランドセルを求める方に適しています。

一方、天然皮革を使用しているため、人工皮革のランドセルと比べて重い傾向があります。購入時にはお子さまの体格や通学環境を考慮し、実際に背負ってみるなどして、負担がないかを確認した方がいいでしょう。

10万円以上

最高級の逸品を求める方には、10万円以上のランドセルがおすすめです。この価格帯の製品では主にコードバンや厳選された牛革が使われており、耐久性と美しさを兼ね備えています。

熟練の職人が手縫いや手作業で仕上げた製品も多く、細部まで丁寧に作り込まれたクオリティが魅力です。

ただし、7〜9万円のランドセルと同様、天然皮革のため重さが増す傾向があり、お子さまの体格や通学環境によってはそれが負担となるケースもあります。毎日使うものだからこそ、高級感と使いやすさのバランスを考慮した上で選ぶことが大切です。

ランドセルの値段を左右する要因とは?

ランドセルの値段を左右する要因として、以下のようなものが挙げられます。

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

素材

ランドセルの値段は、使用する素材によって左右されます。人工皮革は軽量で手頃な値段が魅力ですが、天然皮革の方が耐久性や高級感に優れている傾向があります。

一方、牛革やコードバンは耐久性や質感に優れていますが、値段が高く重量が増すのが特徴です。

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ブランド

ブランドも、ランドセルの値段を左右する要因の一つです。有名ブランドや老舗メーカーの製品は品質やデザインに優れ、アフターサービスも充実しているため、値段が高めに設定される傾向があります。

一方、量販店のオリジナルブランドなどは、コストパフォーマンスを重視して、比較的手頃な値段で提供されることが多いとされています。

デザイン・機能

ランドセルの値段は、デザインや機能によっても大きく変動します。複雑なデザインや装飾が施された製品はそれだけ手間がかかるため、値段も高くなりがちです。

また、背負いやすさを向上させるフィット感や、安全性を考慮した素材の使用、収納などの機能性が充実しているなどのポイントも、値段を左右する要因となります。

ランドセルを選ぶ際のポイントとは?

ランドセルを選ぶ際には、値段も重要ですが、それ以外のポイントもしっかりとチェックする必要があります。ここからはランドセルを選ぶ際に見るべきポイントについて解説していきます。

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

予算

ランドセルを選ぶ際には、当然費用面は非常に重要です。なんとなくランドセル選びを始めるのではなく、あらかじめ予算を設定し、その範囲内で無理のない選択をすることが大切です。予算に収まる中で、素材やデザイン、機能性、アフターフォローなど、必要な条件を満たすランドセルを選ぶようにすると良いでしょう。

子どもの好み

ランドセル選びでは、お子さまの好みを尊重することも大切です。一方、好みは成長とともに変化するため、長期的な視点も必要といえます。低学年には喜ばれるデザインも、高学年になると好みが変わる可能性があります。

そのため、飽きのこないデザインやカラーのランドセルを選んでおくと安心です。

ランドセル選びで後悔しないための色選びのポイントとは?

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耐久性

耐久性もランドセル選びの重要なポイントです。6年間の使用に耐える素材や構造のものを選ぶことが大切といえます。

一般的に、人工皮革は水や汚れに強くお手入れが簡単なのが特徴です。一方、天然皮革は耐久性に優れていますが、人工皮革に比べると水濡れ後のお手入れに少し手間がかかる場合があります。

また、縫製や補強部分の仕上がりも耐久性に影響を与えるため、細部までしっかりと確認しておきましょう。

アフターサービス

ランドセルは、6年間使っているうちに修理が必要となる場合もあります。そのため、保証や修理対応などのアフターサービスが充実しているかも、ランドセル選びにおいては大切なポイントです。サービスの内容はメーカーや販売店によって異なるため、購入前にチェックしておいた方が良いでしょう。

ランドセルを購入する際の注意点

ランドセルは6年間使い続ける大切なアイテムだからこそ、購入時の判断が非常に重要になります。見た目や価格だけで決めてしまうと、実際に使い始めてから後悔するケースも少なくありません。ここでは、ランドセルを購入する際に押さえておきたい注意点について解説します。

実際に試着してから購入する

ランドセルは必ず実際に背負ってから購入することが大切です。カタログやネットの情報だけでは、背負いやすさやフィット感は判断できません。

肩ベルトの当たり方や背中との密着感はメーカーごとに異なるため、試着することで「重く感じるかどうか」や「違和感がないか」を確認できます。特に体格が小さいお子さまの場合は、わずかな違いが負担につながることもあるため、慎重にチェックしましょう。

使用環境を考慮して選ぶ

ランドセルは通学環境によって適したモデルが異なります。通学距離が長い場合は軽量性や背負いやすさを重視する必要がありますし、雨の日が多い地域では防水性の高さも重要になります。

また、坂道が多い・荷物が多いといった条件によっても最適なランドセルは変わります。見た目やブランドだけでなく、「実際の通学シーン」をイメージしながら選ぶことが大切です。

保証内容とサポート体制を確認する

ランドセルは長期間使用するため、保証やサポート体制の確認も欠かせません。多くのランドセルには6年間保証がついていますが、その内容はメーカーによって異なります。

修理の範囲や費用の有無、修理期間中の代替ランドセルの貸し出しがあるかなど、細かい条件を事前に確認しておきましょう。購入時には見落としがちなポイントですが、万が一のトラブル時に大きな差が出ます。

子どもの意見をしっかり取り入れる

ランドセルは毎日使うものだからこそ、お子さま本人の意見を尊重することが重要です。親の好みや機能性だけで決めてしまうと、使う本人が気に入らず、モチベーションが下がってしまうこともあります。

しかし、流行や一時的な好みに左右されすぎないよう、長く使えるデザインかどうかを一緒に考えることも大切です。親子でバランスを取りながら選ぶことが、後悔しないポイントになります。

購入時期を逃さないようにする

ランドセルは人気モデルやカラーから売り切れていく傾向があります。特に近年は購入時期が早まっており、春〜夏頃に動き始める家庭も増えています。

気に入ったモデルがある場合は、早めに情報収集を行い、タイミングを逃さないようにしましょう。逆に、時期が遅くなると選択肢が限られてしまう可能性があります。

価格だけで判断しない

ランドセル選びでは価格も重要な要素ですが、それだけで判断するのは危険です。安価なモデルの場合、耐久性や保証内容に不安があるケースもありますし、高価格帯でもすべての機能が必要とは限りません。

大切なのは「価格と性能のバランス」です。お子さまの体格や通学環境に合った機能が備わっているかを基準に、納得できる選択をすることが重要です。

ランドセルの購入方法ごとの違い

ランドセルは「どこで買うか」によって、選べる商品やサービス、購入体験が大きく変わります。近年は購入方法も多様化しており、量販店・専門店・展示会・ネット通販など、それぞれに特徴があります。ここでは、ランドセルの主な購入方法ごとの違いについて詳しく解説します。

量販店で購入する場合

量販店での購入は、実際に商品を見て比較しやすい点が大きなメリットです。複数のメーカーのランドセルが一度に並んでいるため、価格帯やデザイン、機能性をその場で比較検討できます。

また、在庫があればそのまま持ち帰れるケースもあり、すぐに手元に欲しい方にも向いています。一方で、スタッフが専門的な知識を持っていない場合もあり、細かい機能の違いまで詳しく説明を受けられないこともあります。

メーカー直営店・専門店で購入する場合

メーカー直営店や専門店では、そのブランドに特化した商品ラインナップが揃っており、より詳しい説明を受けながら選べるのが特徴です。

スタッフもランドセルに関する知識が豊富なため、体格や通学環境に合わせた提案をしてもらいやすく、フィット感の調整なども丁寧に対応してもらえます。また、限定モデルやカスタマイズ対応など、専門店ならではのサービスを受けられることもあります。

しかし、取り扱いブランドが限られるため、他メーカーとの比較はしにくい点には注意が必要です。

展示会で購入する場合

展示会は、メーカーが期間限定で開催するイベントで、豊富なラインナップを一度に見られるのが魅力です。新作モデルや限定カラーなど、通常店舗では見られない商品に出会えることもあります。

また、実際に背負って比較できるだけでなく、専門スタッフに直接相談できるため、納得感の高い選択がしやすいのも特徴です。会場によっては予約制の場合もあるため、事前にスケジュールを確認しておく必要があります。

ネット通販で購入する場合

ネット通販は、自宅にいながら手軽にランドセルを選べる点が最大のメリットです。価格比較がしやすく、セールやポイント還元などを活用すればお得に購入できる場合もあります。

一方で、実物を確認できないため、サイズ感や背負い心地を事前に確かめられない点はデメリットです。購入前に口コミやレビューをしっかり確認し、返品や交換が可能かどうかもチェックしておくと安心です。

カタログ・予約注文で購入する場合

カタログを取り寄せて予約注文する方法も一般的です。自宅でじっくり比較検討できるため、忙しい家庭でも無理なく選ぶことができます。

また、人気モデルや限定カラーを確実に手に入れたい場合は、早期予約が有効です。ただし、試着ができないまま購入するケースもあるため、可能であれば事前に展示会や店舗で実物を確認しておくと安心です。

ランドセルの値段に関するよくある質問

ランドセルの価格については、「高いのはなぜ?」「どこまで出せばいい?」など、多くの保護者が疑問を持ちやすいポイントではないでしょうか。ここでは、ランドセルの値段に関するよくある質問に回答します。

Q.安いランドセルでも6年間使い続けることはできますか?

可能な場合もありますが、耐久性や保証内容によって差が出る点には注意が必要です。価格が安いランドセルは、素材や補強構造が簡略化されていることが多く、使い方によっては途中で劣化や破損が起こるケースもあります。

6年間使う前提で考える場合は、購入時の価格だけでなく「買い替えリスク」や「修理対応」も含めて判断することが重要です。

Q.高いランドセルは本当に価格に見合う価値がありますか?

一概に高いから良いとは言えませんが、価格が高いランドセルには理由があります。例えば、素材の質、縫製の精度、背負いやすさの構造、保証内容など、見えにくい部分にコストがかかっているケースが多いです。

しかし、すべての家庭にとって必要な機能とは限らないため、お子さまの体格や通学環境に合った機能が備わっているかを基準に判断することが大切です。

Q.ランドセルの価格は今後も上がり続けますか?

結論からお伝えすると、ランドセルの価格は今後も上がる傾向にあります。近年は人件費や物流コストに加え、原材料費の高騰が続いています。

現時点では、特に原油由来の糊(のり)や人工皮革といった素材の価格高騰がランドセルの製造コストに大きく影響しています。そのため、今後も価格相場が大きく下がる可能性は低いと考えられます。
しかし、メーカーごとの企業努力や価格戦略、新素材の開発などによって、ご家庭の予算に合わせた価格帯の選択肢自体は今後も広がっていく可能性があります。

Q.同じ価格帯でも品質に差があるのはなぜですか?

同じ価格帯でも品質に差が出る理由として、主に「販売ルートの違い」と「見えない部分へのコスト」の2つが挙げられます。

特に大きな要因となるのが、自社で製造から販売までを行う「メーカー直販」か、間に問屋や小売店を挟む「仕入れ」かの違いです。メーカー直販の場合、中間に発生する流通コストを抑えられるため、同じ販売価格であっても、その分を素材の質や機能の充実に還元でき、より高品質に仕上がる傾向があります。

また、背あてのクッション材や内部の補強材といった「見た目では判断しにくい部分」にどれだけコストをかけているかによっても差が生まれます。これらに加え、保証内容やアフターサポートの充実度も価格に含まれるため、単純な表面上の価格比較だけでなく、販売元や見えない構造も含めた総合的な価値で判断することが重要です。

値段以外の要素も加味してランドセルを選ぼう

ここまで、ランドセルの平均価格や値段別の特徴、選び方などについて詳しく見てきました

素材やデザイン、ブランドなどによって価格が左右されるランドセル。予算に収まる範囲内で、バランスの取れた製品を選ぶことが大切です。こちらの記事でご紹介した内容を参考に、お子さまが6年間安心して使えるランドセルを見つけてみてください。

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