ランドセルが届いた際、入学式までの期間、どのように保管しておくべきかと悩む方は少なくありません。箱に入れたままでいいのか、クローゼットにしまっても大丈夫かなど、気になることも多いでしょう。

そこで今回は、ランドセルが届いた際の正しい保管方法を解説していきます。普段のランドセルの置き場所についてもまとめているので、あわせてご覧ください。

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ランドセルが届いたら確認すること

ランドセルが手元に届いたら、まずは製品の状態や、注文に間違いがないかを確認することが大切です。このほか、付属品などがすべてそろっているかも忘れずにチェックしましょう。

注文通りの商品かどうか

ランドセルが届いたら、次の点をチェックし、注文した商品と実際に届いた商品が一致しているかを確認しましょう。

  • カラー
  • デザイン
  • 素材
  • モデル名 など

タグや同梱の納品書などと照合し、注文通りのものが届いているかを確認します。

特にネットショップで購入した場合、別の商品が届くトラブルが稀にありますので、開封後すぐに確認することが重要です。カスタマイズや名入れ刺繍を行った場合も、間違いがないかしっかり見ておきましょう。

商品の状態

新品のランドセルであっても、小さな傷やへこみ、縫製ミスなどがある可能性はゼロではありません。まずは全体を目視でチェックし、問題がないかを確認しましょう。

このとき注意したいのは、縫い目のほつれ、金具の不具合、ファスナーの故障などの使用に影響する部分です。あわせて、内部の状態や肩ベルト、背中部分のクッションも触って確認してください。

万が一初期不良がある場合は、速やかに購入店やメーカーに連絡して対応してもらいましょう。入学シーズン前は問い合わせが増加するため、早めに行動することが大切です。

付属品がそろっているか

ランドセル本体以外にも、次のような付属品や、別途購入した商品がそろっているかを確認します。

  • レインカバー
  • 時間割表
  • ネームプレート
  • 底板
  • 保証書・取扱説明書 など

とくに保証書は、故障や破損の修理依頼で必要になることがあるので、しっかり保管しておきましょう。メーカーによっては、リコーダーケースやショルダーパッドなどが付属している場合もあるため、注文したものがすべて入っているかチェックしてください。

ランドセルの保管方法と注意点

ランドセルの状態や付属品を確認したら、必要になるまでしまっておく必要があります。

購入品が早く届いたり、知人などから譲り受けたりした場合、入学式まで半年以上保管するケースも珍しくありません。ランドセルにダメージを与えないよう、保管方法に気を付けましょう。

通気性の良い場所で保管

ランドセルを保管する際は、湿気対策が重要です。とくに合皮や本革素材のランドセルの場合は、湿気がこもる場所に置くことがカビや変色、劣化の原因になります。

押し入れやクローゼットなど、密閉された空間で保管せざるを得ない場合は、定期的に扉を開けて換気するなど、湿気をためない工夫が必要です。また、ランドセル本体にビニール袋をかぶせると、湿気がこもりやすくなるので避けてください。

ランドセルが入っていた不織布カバーや、風通しの良い布で包んで保管すると安心です。梅雨の時期はカビの発生リスクが高まるため、とくに注意しましょう。

置き方に注意

ランドセルは、型崩れを防ぐため置き方にも気を配る必要があります。背当て部分を下にして寝かせて置くと、背面やベルト部分が変形してしまうかもしれません。

また、上に物を積み重ねるのも厳禁です。重いものを乗せておくと、型崩れだけでなく、パーツの破損にもつながる恐れがあります。

できるだけランドセル専用の収納棚やラックなどを使い、形を保ったまま収納しましょう。また、型崩れのしにくさが強みのものもあるので、丈夫なつくりのランドセルを選ぶのも一案です。

箱でしまう場合は入っていたとおりに戻す

ランドセルを購入時の箱に戻して保管する場合、箱の中での収まり方にも注意しましょう。無理に押し込んだり、肩ベルトを変な角度で曲げたりすると、変形やシワの原因になります。

肩ベルトを裏返してかぶせの部分に掛けるなど、できるだけ購入時と同じ状態で戻すのがベストです。また、ランドセルと箱が直接触れないよう、不織布などのやわらかい布を敷くと、摩擦による傷が防げます。

幼児やペットにいたずらされない場所にしまう

ランドセルを出しておいたら下の子に落書きされてしまった、犬に噛まれてしまった、といったトラブルは少なくありません。

入学式の直前にこうした問題が起こった場合、新たに同じランドセルを入手できない可能性があります。そのため、できるだけ幼児やペットの目にとまらない場所に保管することが大切です。

おすすめのランドセル置き場

小学校に上がったら、ランドセルを普段置く場所も決めておくとよいでしょう。子どもが自分で片付けられる環境にすることで、整理整頓が身につきます。

以下、おすすめのランドセル置き場を紹介します。

子ども部屋

ランドセルの置き場所として、最も人気があるのはやはり子ども部屋です。とくに中学年以上では、自分の物の管理を意識させるためにも、子ども部屋での保管が望ましいといえます。

専用の収納ラックやデスク横のランドセル掛けなど、定位置を設けておくことで、毎日の登校準備がスムーズになります。ただし、低学年のうちは自分で管理するのが難しい場合もあるため、最初のうちは子ども部屋に置きつつ、親もチェックするというスタイルがおすすめです。

リビング

リビング学習を行う場合は、居間にランドセルを置くのもよいでしょう。帰宅後すぐに宿題や翌日の準備ができる動線を確保しやすいほか、親が生活習慣のサポートをしやすい点がメリットです。

最近では、リビングに置いても違和感のないランドセル収納ラックが多数販売されており、インテリアに馴染みやすくなっています。リビングは家族の共有スペースなので、ランドセルが床に置きっぱなしにならないよう、収納のルールを明確にしておくのがおすすめです。

玄関

玄関近くにランドセルを置けば、帰ってすぐにランドセルを置く流れが自然に生まれます。傘や帽子、サブバッグなどをまとめて管理できるため、忘れ物の防止にも有効です。

ただし、宿題や翌日の準備をするときの動線が複雑になりがちなので、後回しにならないようなルールづくりが必要です。また、防犯の観点から、玄関ドア近くに置く場合は目隠し収納にするとよいでしょう。

長期休暇の保存ポイント

ランドセルを長期間使わないときは、劣化しないように適切に保管しましょう。ランドセルカバーを外し、中身をすべて出しておく、といった手入れが大切です。

ランドセルカバーを外す

夏休みや冬休みなどの長期休暇には、ランドセルカバーを外して保管するのがおすすめです。普段使っているカバーは、通学中の雨や傷から守るために便利ですが、通気性が悪いため、カバー内に湿気がたまりやすいのが難点です。

とくに合皮や本革製のランドセルは湿気に弱いため、長期休暇に入ったら必ずカバーを外し、風通しの良い場所で保管しましょう。外したカバーも乾拭きして、清潔に保管しておくと次の学期に気持ちよく使えます

中身を出してしまう

長期休暇に入ったら、ランドセルの中身をすべて出しておきましょう。教科書やノート、筆箱などを入れたままにしていると、重さでランドセルの形が崩れたり、シワが寄ったりする原因になります。

また、消しゴムカスや紙ゴミなどが底にたまっていると、湿気と合わさって、カビ・ニオイの原因にもなります。とくに夏休みは湿度が高くなるので、掃除を兼ねて中身を整理するのがおすすめです。

ランドセルは適切に保管しよう

ランドセルが手元に届いたら、状態をしっかり確認したうえで、適切に保管しておきましょう。湿気から守るため、風通しのよい場所で保管するほか、型崩れを防げるよう立てておくことが大切です。

また、普段の置き場所は、帰宅後の動線や準備のしやすさなどを考慮して決めるとよいでしょう。長期休みの間は、カバーを外し、中身を出して保管するといった工夫で、ランドセルを長持ちさせられます。

子どもの身体にやさしい「ごとうじゅうランドセル」

「ごとうじゅうランドセル」は、愛知県清須市に本社・工房を構える2025年春に誕生したランドセルブランドです。創業100年の歴史で培ってきた伝統的な縫製技術と熟練職人の技を活かし、「本当に子どもにやさしいランドセルを届けたい」という想いを込めて、高品質・高機能なランドセルを一つひとつ丁寧に仕上げています。

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