小学校の入学式は、お子さまの新たな門出を祝う大切なイベント。特別な日にふさわしい服装で臨みたいと考える親御さんも多いはずです。

この記事では、小学校の入学式に臨む親御さんにぜひチェックしてほしい、服装マナーや小物選びのポイントについて詳しく解説します。お子さまの晴れ舞台となる特別な1日を、清潔感と上品さを兼ね備えた素敵な装いで迎えましょう。

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【入学式】親の服装はどうする?

堅苦しさよりも華やかさが求められる入学式では、セミフォーマル(準礼装)が推奨される傾向にあります

また、入学式では体育館と教室の移動、教科書の持ち帰り、小さなお子さまのサポートなど、意外と動くことが多いものです。フォーマルさを保ちつつも、動きやすさを確保した服装を選ぶと良いでしょう。

次章からは、母親と父親それぞれの服装選びのポイントについて詳しく解説していきます。

母親の服装を選ぶ6つのポイント

小学校の入学式に参列する母親の服装を選ぶ際は、以下のポイントを意識することが大切です。

明るく柔らかな色味を選ぶ

入学式は春の季節のお祝いの式典であるため、明るく柔らかで、華やかさのある色味を選ぶと良いでしょう。

アイボリー、ピンクやブルーのパステルカラーといった春らしく軽やかなカラーがおすすめ。入学式の祝福ムードと相まって、式場でも華やかな存在感を発揮してくれるでしょう。顔色を明るく見せてくれるので、写真映えが良くなりやすいのも嬉しいポイントです。

グレーやネイビー、黒などのオーソドックスなカラーもマナー的には問題ありませんが、全体的に重たい印象にならないよう工夫が必要です。インナーを白いブラウスにする、パールの小物を取り入れるなど明るい色をプラスすることで、華やかさを保てます。

パンプスは歩きやすさも考慮する

3〜5cm程度のローヒールが最適です。クッション性が高く疲れにくいパンプスを選ぶと、動き回る中でも快適に過ごせます。

歩きづらく、校庭などに傷をつけてしまう可能性もある高すぎるヒールや、フォーマルなシーンに適さないオープントゥ、派手な装飾がついたデザインなどは避けましょう。

ストッキングはベージュがマナー

入学式では、ベージュのストッキングを着用するのがマナーだと言われています。ラメが入っているなど、派手なデザインのものは避けましょう。素肌の色に近いストッキングを選ぶと、より足を美しく見せられるのでおすすめです。

温度調整できる羽織ものがあると安心

入学式が行われる4月は暖かさを感じられる一方で、肌寒い日も少なくありません。そのため、薄手のコートやショールを用意しておくと安心です。

ただし、コートを着たまま式に参列するのはマナー違反なので、式が始まる前に脱いでおきましょう。温かいインナーや薄手のカーディガンを忍ばせるのもおすすめです。

ヘアスタイル・メイクはナチュラルに

濃すぎるメイクは式典にふさわしくないため、あくまで自然な仕上がりを心がけましょう。

肌は薄づきのファンデーションで自然な質感を活かしつつ、控えめなチークで血色感を添えるのがポイントです。リップは明るすぎないピンクやベージュ系を選ぶと、品のある印象を与えられます。

ヘアスタイルも同様に、ナチュラルな雰囲気作りが求められます。

ショートヘアやミディアムヘアであれば、前髪を分けてサイドの髪を耳にかけるとさっぱりした印象になります。ロングヘアの場合は緩く巻いてまとめたり、低めのポニーテールにしたりするのが良いでしょう。

妊娠中はお腹周りをカバーできるアイテムを選ぶ

入学式が妊娠中と重なる場合、お腹周りを自然にカバーできるジレのセットアップやワンピースタイプが活躍します。ネイビーのような濃い色を選ぶと、すっきりとしたシルエットを作りやすいです。

卒園式から入学式への着回し術とは

卒園式で着用したネイビーのジャケットやスカートを入学式に着回したいと考えている方もいるのではないでしょうか。その際は、ブラウスやアクセサリーで印象を変えるのがポイントです。

明るく柔らかなソフトカラーや華やかなボウタイのブラウスを選ぶ、明るい色のスカーフやコサージュをプラスするなど、ひと工夫加えるだけでフレッシュな印象に仕上がります。

入学式に臨む父親の服装の選び方とは

母親と同様、清潔感とフォーマル感を意識した装いで式典に臨みましょう。以下のポイントを押さえておくと安心です。

ビジネススーツで問題なし

「ビジネススーツで良いのか」というのは最も多い悩みの1つですが、結論として、入学式に参列する父親の服装はビジネススーツで問題ありません。

普段スーツを着用する機会が少ない方は特に、サイズが合わずシルエットが崩れてしまわないよう注意しなければなりません。必要に応じてスーツを新調するのが良いでしょう。

服装選びだけでなく、きちんとした着こなしを心がけることも大切です。清潔感を損なわないため、髪はオイルやワックスで軽くまとめておきましょう。

スーツの色や柄はシンプルにまとめる

入学式のスーツの色は、ブラック、ネイビー、チャコールグレーといったダーク系が基本です。落ち着いた雰囲気と大人の上品さを感じさせることができます。

無地のものが無難ですが、柄を取り入れたい場合は、主張の強すぎない細めのストライプがおすすめ。主張の強い柄やカジュアルなチェック柄は避けましょう。

スーツに合わせるアイテムはフォーマルさを重視

フォーマルなシーンでの装いを意識して、必要なアイテムを選んでいきます。

シャツは清潔感のある白または薄いブルー(サックスブルー)のものがおすすめ。ネクタイはネイビーやボルドーを選ぶと、落ち着いた印象を与えられるでしょう。結婚式を連想させる白やお葬式を連想させる黒はNGです。

靴は、一般的に使用するビジネスタイプの革靴が無難です。ベルトをつけないのはマナー違反であるため、必ず着用してください。靴と同じ色で揃えると、コーディネート全体の印象がまとまっておしゃれに見えます。

靴下は黒やネイビー、グレーといった色味が良いでしょう。目立ちすぎたり幼く見えたりするため、白い靴下はNGです。座った時に素足が見えないよう、長さのある靴下を選ぶと印象が良くなります。

小学校の入学式にふさわしい小物・アクセサリー選び

服装だけでなく、小物やアクセサリー選びも全体の印象を左右する重要な要素です。押さえておきたい選び方のポイントとして、以下が挙げられます。

アクセサリーは控えめで上品なものを

小ぶりで品のあるアクセサリーを選びましょう。母親はシンプルなパールのイヤリングやネックレスがおすすめ。首元や胸元に淡いピンクやホワイトといった春らしい色味のコサージュや小ぶりのブローチを添えると、季節感が加わってより華やかな印象になります。

父親はスーツの胸元にポケットチーフを入れたり、シャツにカフスボタンをつけたりするのが良いでしょう。色やデザインはシンプルなものを選ぶのが基本。ポケットチーフをネクタイの色と合わせると、コーディネートが綺麗にまとまるのでおすすめです。

バッグは小ぶりなフォーマルタイプを

入学式では、フォーマル感のある小ぶりなバッグが推奨されます。ハンカチやスマートフォン、財布などの必要最低限の荷物が入るサイズを選びましょう。コンパクトなデザインは、フォーマルな装いとよく調和します。

サブバッグも忘れずに

入学式ではお子さまがプリントや資料などを受け取ることが多く、書類を収納できるサブバッグがあると安心です。学校によっては土足厳禁の場合があるため、持参するスリッパを入れられるサイズのバッグも用意しておくと良いでしょう。

シンプルで目立ちにくいデザインを選び、メインバッグのフォーマル感を損なわないようにするのがおすすめです。

晴れ舞台を引き立てる後悔しない服装選びを

小学校の入学式はお子さまの大切な節目となるイベントであり、ご家族にとっても新たなスタートとなる特別な日です。「主役はお子さま」ということを常に念頭に置き、マナーとおしゃれを両立させた服装で自信を持って臨みましょう。

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