小学校の入学準備にあたり期待に胸を膨らませる一方で、「入学準備って、何から始めたらいいの?」「いつ頃までに何を揃えれば安心?」と、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、入学までの具体的なスケジュールと必須アイテムを分かりやすく解説します。さらに、6年間の大切な相棒となるランドセル選びのポイントもご紹介。

親子で納得のいく準備を進め、笑顔で入学の日を迎えましょう!

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小学校入学準備のスケジュール

まずは、小学校入学までのスケジュールを確認しておきましょう。

年中の2月~年長の4月

年中の2月~年長の4月頃には、入学に向けての情報収集と予算の計画を始めましょう。周囲の先輩ママやインターネットなどで必要なものをリサーチしてください。

この時期は、入学準備にかかる費用をざっくり計算し、高額になりがちなランドセルの予算を決めるといった準備が考えられます。ランドセルの人気商品は夏前に売り切れることもあるため、早めにカタログを取り寄せて検討するのがおすすめです。
※ランドセル選びに関しては、早い方は年中児の夏頃から始める方もいらっしゃいます。ランドセル選びを始める時期について、詳しくは下記記事をご覧ください。

ランドセルはいつ買うべき?購入時期と選び方のタイミングを徹底解説!

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年長の5月~11月

この頃には、自宅で使う学習机や収納棚、ランドセルなどの購入を終わらせるのが一般的です。特に、ランドセルは、どんどん在庫が少なくなっていくので、遅くとも9月頃までには決めたほうがよいでしょう。実際に、ランドセルの購入時期としては、年長の5~6月に購入する方が最も多いです。

年が明けると入学準備が忙しくなるので、この時期に大きな買い物などを済ませておくと余裕ができます。通学路の確認や登下校の練習、習い事の見直しなどを行い、入学に備えるのもよいでしょう。

また、9月~11月ごろには就学時健康診断も行われます。基本的には入学する小学校で行われることが多く、視力・聴力検査や内科検診などを受けます。子どもが安心して受診できるよう「何をするか」を事前に説明しておくと良いでしょう。就学時健康診断に行くことで、校内の雰囲気もつかめ、入学後のイメージが湧きやすくなります。

年長の12月~2月

多くの小学校では、1~2月頃に入学説明会が行われるため、学校の持ち物や入学式の情報などを確認しておきましょう。上履き、体操着、給食着などの準備を進める時期でもありますが、学校によっては指定品を購入できる時期が決まっているので注意が必要です。

また、学童等に通う場合は、別途持ち物が必要になるケースもあるため、説明会の際にしっかり確認してください。

年長の3月

入学に向けて、持ち物がそろっているか、記名が済んでいるかなどの最終チェックを行いましょう。また、親子ともに入学式用の服を試着して、サイズを確認しておくことも大切です。

このほか、変化する生活に備えた準備も重要です。登校時間に合わせた生活習慣に切り替えたり、学習習慣を身につけたりしておけば、新生活の負担を和らげられます

小学校の入学前に購入するアイテム

小学校の持ち物として、主に以下のアイテムが一般的です。

  • 文房具(筆箱、鉛筆、消しゴム、のり、はさみなど)
  • 防犯ブザー(学校から支給される場合もある)
  • 水筒
  • 上履き
  • 体操服
  • 赤白帽
  • 給食着
  • ランドセル
  • 行事用用品(弁当箱、レジャーシート、リュックなど)
  • 季節・天候用品(傘や長靴、レインコートなど)
  • その他(防災頭巾や雑巾)

文房具は、1年生が授業に集中できるよう、仕様が制限されている場合があるので事前に確認しておきましょう。たとえば、布や缶製の筆箱、シャーペン、キャラクターグッズなどは禁止されているケースもあります。鉛筆の濃さや形に指定がある場合もあります。

また、体操着や赤白帽、給食着、上履きは、学校によって指定か自由かに分かれるため、説明会のあとに購入を検討しましょう。このほか、ランドセルは自由に選べるケースが多く、子どもの好みや機能性に注目して選ぶことが可能です。

また、入学前に必要なアイテムとしては上記が一般的ですが、1年生の途中や、2年生以降に必要になる学習道具も多々あります(絵の具セット、鍵盤ハーモニカ、リコーダー、書道セットなど)。ただし、基本的には学校からの案内を待ってから購入する形で問題ありません。

入学準備時のポイントや注意点

ここまで、一般的なスケジュールや購入品について解説しましたが、必要な道具や備品については、人や学校、地域によって異なる場合が多いです。

ここからは、入学準備をする際に気を付けるべきポイントについて解説してきます。

不要なものを購入しないようにする

小学校の入学準備品は、学校や地域によって指定品があったり、配布されたりする場合があります。そのため、学校説明会で具体的な持ち物リストや指定品の情報を確認してから準備を始めるのが無難です。

実際に、入学前に防犯ブザーを事前に購入したものの、入学式の日に学校から配布されたというパターンもよくあります。

SNSなどで紹介されている便利グッズなども、すぐに必要だと思って先走りして買うと無駄になる可能性があるので、一旦情報を頭に入れておき、入学して子どもの様子を見てから購入を検討するのも良いでしょう。

名入れを効率的に行う

小学校では、子どもの持ち物すべてに記名が必要な場合が多いです。そこでおすすめなのが、お名前シールやお名前スタンプといった便利グッズです。

特に、あらかじめ子どもの名前が印字されているタイプのお名前シールなら、剥がして貼るだけで名前付けが完了するため、手書きと比べて圧倒的に時間を短縮し、労力を減らすことができます

名前付け作業は入学前にまとめて行うだけでなく、学校生活が始まってからも消耗品(鉛筆や消しゴムなど)を買い足したり、季節や行事に合わせて新たな持ち物(水着や防寒着など)が必要になったりするたびに発生します。そのため、お名前シールは入学後も活用する機会が多いアイテムです。ぜひ準備しておきましょう。

子ども自身の入学準備もお忘れなく

小学校入学は、子どもにとって大きな環境の変化を伴います。持ち物の準備だけでなく、新しい生活にスムーズに適応できるよう、子ども自身の心構えや基本的な生活・学習習慣を身につけることも非常に重要です。

ここからは、子ども自身のための入学準備として、特に家庭で取り組んでおきたい具体的なポイントを解説します。

通学路の確認と練習

子どもだけで安全に通学できるよう、入学前に親子で実際に通学路を歩いて確認しておきましょう。道幅や車・自転車の量、信号のない交差点などを確認し、危険な場所や注意すべき点を具体的に教えましょう。また、交通ルールや標識の読み方をしっかり覚えさせておきましょう。

生活リズムを整える

小学校の始業時間に合わせた生活習慣に切り替えるため、早寝早起きの習慣を心がけましょう。

早めの時期から少しずつ就寝・起床時間を前倒しすると定着させやすくなります。朝が苦手な子の場合は、夜のうちに翌日の準備をするなどして、朝の支度にかかる時間を短縮する工夫も有効です。

休日も毎日同じ時間に起きるよう心がけると、生活リズムの乱れを防げます。

アナログ時計の読み方を覚える

小学校生活では、時計の読み方を覚える必要もあります。

学校でも学習しますが、日常生活での時計の読み取り習慣が育つよう、家庭でもサポートしましょう。リビングなどよく見える場所にアナログ時計を置いて、時計を読む機会を増やす方法がおすすめです。

椅子に長時間座る練習

小学生になると座学の時間が増えるため、授業時間に合わせて椅子に長時間座る練習が必要です。

入学までに45分程度机の前に座っていられることを目標にすると良いでしょう。最初は塗り絵などの遊びから始め、決まった時間に毎日座る練習をします。慣れてきたら、読み書きなどの勉強へ発展させても良いでしょう。

ランドセル選びも重要

ランドセルは、これから6年間、子どもが毎日使う大切な通学アイテムです。だからこそ、見た目の好みだけでなく、子どもの体格や通学距離に合わせた機能性が重要になります。

最近は、体に合わせてカスタマイズできる製品や、デジタルデバイスに対応したタイプなど、機能性と実用性を備えたランドセルが豊富です。また、子どもへの負担が少ない軽量型も登場しており、一人ひとりの個性に合わせて選べるようになっています。

祖父母からの贈り物として購入されるケースも多く、一つのイベントとして、家族全員でランドセル選びを楽しむ家庭も少なくありません。子どもと一緒に「これがいいね」と納得して選んだランドセルは、入学への期待感を高めてくれます。

ランドセルの選び方完全ガイド!重視すべきポイントと選ぶ際の注意点

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ランドセル選びの流れ

前述のとおり、人気の製品はすぐに売り切れてしまうため、ランドセル選びはなるべく早く始めるのがおすすめです。ランドセル選びをスムーズに進められるよう、購入までの流れを確認しておきましょう。

資料請求

気になるブランドや工房がある場合は、まずカタログを取り寄せましょう。複数社から資料を請求することで、メーカーごとの違いやオリジナル商品などを比較検討できます

カタログには、以下のような情報が記載されているため、自宅でゆっくり確認することが可能です。

  • 実物写真
  • 重さ
  • サイズ
  • 素材
  • 価格帯 など

メーカーによって製作にかかる期間が異なるので、なるべく早く資料を取り寄せ、Webサイトなどもあわせてチェックしておきましょう。

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メーカーの絞り込み

カタログを参考にしながら、メーカーと製品の候補を絞っていきます。このとき、次のように、重視したいポイントを明確にしておくと選びやすいでしょう。

  • とにかく軽いものがいい
  • 子どもが好きな色やデザインが第一
  • 品質にこだわりたい など

口コミや比較レビューを参考にするのもよいですが、最終的には「自分の子どもに合っているか」を軸に判断することが大切です。

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試着をしてランドセルを決める

候補がいくつかに絞れたら、店舗やショールームなどで試着してください。実際に背負ってみることで、フィット感や重さの感じ方、開け閉めのしやすさなどが明らかになります。

ベルトの調整幅や、背中のクッションの形状が体型に合っているかも確認しましょう。また、保護者の視点では、耐久性、保証制度、アフターサービスの有無も忘れずにチェックしたいポイントです。

ランドセルの購入で意識したい5つのポイント

ランドセルの購入にあたっては、価格やデザイン、重さなど、さまざまな角度から最適なものを選ぶ必要があります。ここでは、とくに意識したい5つのポイントについて解説していきます。

重さ

ランドセルの重さは製品によって異なり、人工皮革は軽くて扱いやすく、本革は丈夫な反面重めです。およそ1〜1.5kgが一般的ですが、子どもの体格や筋力によって負担の感じ方は違います。

体に合う構造の肩ベルトや、背中のクッション性が高いランドセルを選ぶと、背負った際の負担を軽減できます。ショールームなどで試着するときは、歩いたり体を動かしたりして使用感を確認しましょう。

ランドセルの平均的な重さは何キロ?子どもに最適なランドセルの選び方

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デザイン

6年間使うランドセルは、子どもが気に入ったデザインであることも大切です。最近のランドセルはカラーバリエーションが豊富で、定番の色に加えて、パステルやメタリックカラーなども登場しています。

しかし、高学年になるにつれて好みが変わるケースは多いため、長く使えるデザインを意識しつつ、子どもの「好き」という気持ちも尊重したいところです。ゆっくり時間をかけて、子どもが納得できるランドセルに決めましょう。

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安全性

反射材付きのランドセルは、夕方や雨の日でも車のライトに反応して子どもの存在を知らせてくれます。しかし、一方向からの光にしか反応しなければ安全性が高いとはいえないため、全方向に対応できる反射板が付いていると安心です。

また、近年は学校からタブレット端末を貸与されることもあり、ランドセルには、衝撃から中身を守ることが求められます。そのため、長く使ってもへたらない耐久性があるかどうかも確認しておきましょう。

価格

ランドセルの価格帯は、2万円台から10万円以上と幅広いものの、近年は5〜7万円台のものが主流になっています。この価格帯の製品は、耐久性や背負いやすさなどに優れており、低価格のランドセルよりも多く選ばれています。

また、8万円以上のランドセルは、本革が使用されていたり、限定モデルであったりするケースが多く、特別感を求める家庭に人気があります。

ランドセルの値段はいくら?平均価格・相場感を徹底解説!

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アフターサポート

6年間使うランドセルの購入では、アフターサポートも重要なポイントです。たとえば、金具の破損やステッチのほつれなどは、なるべく早く修理することで、状態の悪化が防げます。

以下の点を事前に調べ、メーカー選びの参考にしましょう。

  • 修理時に代替ランドセルの貸し出しがあるかどうか
  • 修理にかかる期間
  • 送料の負担がどちらにあるか

このほか、修理に出す流れや貸し出しの手順がわかりやすく、スムーズにやり取りできるかを、Webサイトなどで確認してください。

小学校の入学準備は計画的に

小学校の入学準備は、余裕をもって計画的に始めましょう。とくに気に入ったランドセルがある場合は、早めにカタログ請求や試着をして決めるのがおすすめです。

メーカーや工房によって特徴が異なるため、さまざまなランドセルを検討してみましょう。デザインや価格、機能性、アフターサポートなどを十分に考慮し、納得のいくランドセルを選んでください。

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